2023年09月28日

ロータリーエンコーダとは?

ロータリーエンコーダ(Rotary Encoder)は、回転運動を検出するためのセンサーです。回転軸に取り付けられ、回転の角度や方向、速度などの情報を出力します。エンコーダは、デジタル信号またはアナログ信号として出力され、様々な応用分野で使用されます。

ロータリーエンコーダの主な特徴や機能は次のとおりです:

回転検出:
ロータリーエンコーダは、回転軸の動きを検出します。回転すると、内部のセンサーがパルスまたはアナログ信号を生成し、回転の角度や方向を示します。一般的に、角度の検出には光学的なセンサーや磁気センサーが使用されます。

(写真の由来:360 CPR インクリメンタルロータリーエンコーダ ABZ 3チャンネル 8mm ソリッドシャフト ISC5208

解像度:
ロータリーエンコーダは、回転の解像度を提供します。解像度は、エンコーダが一回転あたりに検出できる分解能や精度を表します。高解像度のエンコーダは、より詳細な回転情報を提供し、微細な動きや位置の検出に適しています。

インクリメンタルとアブソリュート:
ロータリーエンコーダには、インクリメンタルエンコーダとアブソリュートエンコーダの2種類があります。インクリメンタルエンコーダは、回転の相対的な変化を検出し、パルス信号を生成します。一方、アブソリュートエンコーダは、回転の絶対的な位置を検出し、固有の値(通常はバイナリまたはグレーコード)を出力します。

(写真の由来:200 CPR インクリメンタルステッピングモータロータリーエンコーダ AB 2チャンネル 4mm ソリッドシャフト ISC3004

応用分野:
ロータリーエンコーダは、さまざまな分野で使用されます。例えば、機械工学やロボット工学において、モーターの位置制御や位置検出に利用されます。また、産業機器や自動車のステアリングシステム、オーディオ機器のボリュームコントロールなどでも使用されることがあります。

ロータリーエンコーダは、回転の検出と位置情報の取得において重要な役割を果たしています。その高い精度と信頼性により、様々な産業や応用分野で幅広く利用されています。

  


Posted by carlson  at 12:43Comments(0)

2023年09月20日

DINレール電源とスイッチング電源の違い

DINレール電源とスイッチング電源は、異なる特徴と用途を持つ電源の形態です。以下に、両者の主な違いを説明します。

DINレール電源:
DINレール電源は、一般的に産業や制御システムなどの分野で使用される電源です。以下は、DINレール電源の特徴です。

取り付けと配線: DINレール電源は、基板上に取り付けられたスロットに固定されます。これにより、簡単な配線とシステム内でのコンパクトな取り付けが可能になります。

(写真の由来:MeanWell® EDR-75-24 75W 24VDC 3.2A 115/230VAC DINレール電源

安定性と信頼性: DINレール電源は、厳しい業務環境や産業用途での安定した電力供給を提供するように設計されています。耐久性があり、振動や衝撃に対して耐性を持ちます。また、過電圧や過電流保護機能が付いていることが一般的です。

多様な電圧と出力: DINレール電源は、さまざまな電圧範囲で利用可能です。一般的な電源電圧は、24V DCや48V DCなどです。また、複数の出力チャンネルを持つモデルもあります。

スイッチング電源:
スイッチング電源は、一般的に家庭やオフィスなどの一般的な電子機器で使用される電源です。以下は、スイッチング電源の特徴です。

効率とサイズ: スイッチング電源は、高い電力効率を持ち、冷却要件が少ないため、小型でコンパクトな設計が可能です。これにより、携帯電話やコンピュータなどの電子機器に適しています。

(写真の由来:SE-450-24 MEAN WELL 451.2W 18.8A 24V スイッチング電源/ CNC 電源

高周波動作: スイッチング電源は、高周波のスイッチング動作によって電力を変換します。これにより、小型化と高効率が実現されますが、同時に高周波ノイズの発生も増加する可能性があります。

安価: スイッチング電源は、一般的に製造コストが比較的低く、市場で広く利用されています。大量生産に適しており、一般的な電子機器に組み込まれることが多いです。

以上がDINレール電源とスイッチング電源の主な違いです。選択する電源は、使用環境、電力要件、安定性、コストなどの要素に基づいて行われるべきです。  


Posted by carlson  at 11:29Comments(0)

2023年09月13日

ステッピングモータのステップ角はどのように決まるのでしょうか?

ステッピングモータのステップ角は、モータ自体の内部構造およびドライバの設定によって決まります。

ステッピングモータは、一定のステップ角ごとに回転するように設計されたモータです。ステップ角は、モータの1回転を何分割するかを表しており、通常はディグリー(°)またはラジアン(rad)で表されます。

(写真の由来:デュアルシャフト Nema 34 CNC ステッピングモータ 8.5Nm (1204oz.in) 5A 86x114mm

ステッピングモータのステップ角は、以下の要素によって決まります。

モータの内部構造: ステッピングモータは、ロータ(回転部)とステータ(固定部)から構成されます。モータの内部には、コイルや磁石が配置されており、電流が流れることで磁場が発生します。この磁場のパターンによってステップ角が決まります。

(写真の由来:Nema 17 バイポーラステッピングモーター 42Ncm(59.49oz.in) 1.5A 42x42x39mm 4ワイヤー(1mケーブル&コネクタ付き)

モータのステップ数: ステッピングモータは、一回転あたりのステップ数(ステップ数)を持っています。ステップ数は、モータの内部構造によって決まります。一般的なステッピングモータは、通常200ステップまたは400ステップのものが多く使われます。これらのステップ数は、360°の回転を何分割するかを示しています。

ドライバの設定: ステッピングモータを制御するために使用されるドライバは、ステップ角を制御するための設定を持っています。ドライバの設定によって、ステップパルスの周波数やパルス幅、微調整などが調整され、モータのステップ角が変化します。

これらの要素によってステップ角が決まりますが、一般的にはモータの内部構造とドライバの設定が主な要素となります。ステッピングモータのステップ角は、正確な位置制御や回転角度の制御において重要なパラメータとなります。
  


Posted by carlson  at 12:28Comments(0)

2023年09月04日

ステッピングモーターのバイポーラ型とユニポーラ型の違いは何ですか?

ステッピングモーターのバイポーラ型とユニポーラ型の主な違いは、駆動方式と制御の複雑さです。

バイポーラ型ステッピングモーター:

2つのコイルを持ち、4つの端子(2つのコイルの各端子)があります。
駆動にはHブリッジ回路が必要です。Hブリッジは、電流の極性を切り替えることでステッピングモーターを制御します。

バイポーラ型は、モーターの回転方向を制御するために電流の極性を切り替える必要があります。

バイポーラステッピングモータ

バイポーラ型は、ユニポーラ型に比べて制御回路が複雑であり、ドライバ回路が必要です。

バイポーラ型は、より高いトルクと精度を提供する傾向があります。
ユニポーラ型ステッピングモーター:

ユニポーラ型は、バイポーラ型よりも多くの端子(フェーズ)を持ちます。通常は5つまたは6つの端子があります。

ユニポーラ型は、各コイルの中間点に分割されたワイヤ(フェーズ)を持ち、簡単に制御可能です。

ユニポーラステッピングモータ

ユニポーラ型は、バイポーラ型に比べて制御回路が簡単であり、ドライバ回路が不要な場合があります。

ユニポーラ型は、バイポーラ型に比べてコストが低くなる傾向があります。

ユニポーラ型は、バイポーラ型に比べてトルクや精度が若干低くなる場合があります。

バイポーラ型とユニポーラ型の選択は、特定のアプリケーションの要件や制御の複雑さ、コストなどに基づいて行われます。バイポーラ型は、より高いパフォーマンスや精度が求められる場合に適していますが、ユニポーラ型は簡単な制御や低コストを必要とする場合に適しています。

--------------------------------------------------------------------------
skysmotor.com平行軸ギヤードモータステッピングモータエンコーダなどを販売している専門的なオンラインサプライヤーです。お客様に競争力のある価格、または効率的なサービスを提供しております。  


Posted by carlson  at 11:49Comments(0)