2022年10月20日

金属造形の課題

製造コストがかかる
金属粉末は樹脂に比べて価格が高く、産業用金属3Dプリンタの本体価格は数千万~数億円と高額です。
造形方式によっては脱脂・焼結の設備も必要です。金属3Dプリンタは精密機器であり、こまめなメンテナンスも欠かせません。
自社に金属3Dプリンタを導入して試作品や小ロット生産のみに利用する場合では、十分な費用対効果が得られない可能性があります。
金属造形の課題

大量生産が難しい
大量生産に向かない点も課題です。
小さいサイズであれば複数でも1度に製作できますが、大きなサイズの造形物は一つずつ製作しなければなりません。
パウダーベッド方式では成形後に金属粉末の中から製作物を取り出す必要があり、形状によってはサポート材も必要です。
FDM方式やバインダージェット方式では、脱脂・焼結の後工程が発生します。1回の造形に手間がかかるため、大量生産のハードルは高めです。
金属造形の課題

精度に差が生じる
造形方式や機種の違いによって、製作物の精度が変わってくる点にも注意しましょう。
精度に影響する要因には、金属粉末の粒径やレーザー・ノズルの口径などがあります。
さらに、金属造形では必ず金属の膨張・縮小が起こるため、ゆがみを防ぐための技術力や試行錯誤が求められます。
精度が必要な場合は、機械加工などの仕上げ工程が不可欠です。

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Posted by carlson  at 15:43 │Comments(0)

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