2022年02月10日

塗装ロボットの種類

塗装ロボットとは産業用ロボットの一種であり、ロボットアームに塗装用器具(スプレーガンなど)が付加されているものです。

自動車塗装などに使う大型ロボットから電子部品用の小型ロボットまで様々なサイズの塗装ロボットが実用化されており、自動車産業を中心に屋根、日用品、各種部品など様々な塗装現場で塗装ロボットの導入が加速しています。

垂直多関節ロボット
垂直多関節ロボットは人間の腕のように3次元的かつ自由度の高い動きを実現できるロボットです。汎用性が高く導入しやすいこともあり、2021年現在産業用ロボットの中で主流となっている形状です。

塗装用の垂直多関節ロボットは5~6軸(関節)構造が一般的であり、ティーチング次第で熟練工のように繊細な塗装作業も再現することができます。

またロボットアームの先端部の「エンドエフェクタ」には用途に合わせて最適な塗装ガンを取り付けることができるので、複雑な形状の塗装にも対応することができます。

スカラロボット(水平多関節ロボット)
スカラロボット(水平多関節ロボット)は水平方向への高速移動を得意とするロボットです。

3つの回転動作と1つの上下動作を基本としており可動範囲に制限はありますが、上下方向の剛性に優れています。主に平たい形状のワークへの塗装に適しています。

直角座標ロボット
直角座標ロボットは3軸がスライドすることによって移動するロボットです。

比較的低コストで導入できる一方、アーム型の垂直多関節ロボットなどと比較すると複雑な動作はできないため、シンプルかつ均一な形状のワークへの塗装が向いています。

--------------------------------------------------------------------------------
skysmotor.comステッピングモータブレーキ中空ステッピングモータなどを販売している専門的なオンラインサプライヤーです。お客様に競争力のある価格、または効率的なサービスを提供しております。



Posted by carlson  at 16:03 │Comments(0)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。