2019年10月16日

ステッピングモーターの構造

ステッピングモーターの断面図を下図に示します。
ステッピングモーターは大きく分けてステーター(固定子)とローター(回転子)の2つの部品から構成されています。
ローターはローター1、ローター2、永久磁石の3つから構成されています。また、ローターは軸方向に磁化されており、ローター1がN極の場合、ローター2がS極となります。
ステッピングモーターの構造
モーター構造図:シャフトと平行方向の断面図

ステーターには小歯を持つ磁極があり、それぞれに巻線されています。
その巻線は向かい合った磁極でつながっており、電流を流すと同じ極性に磁化されるように巻線されています。(ある巻線に電流を流すことにより、向かい合った磁極でN極またはS極というように同極に磁化されるということです。)

向かい合った2つの磁極で1つの相を形成しています。A相からE相までの5つの相があるタイプが5相ステッピングモーター、A相とB相の2つの相があるタイプが2相ステッピングモーターと呼ばれています。
ローターの外周には50枚の小歯があり、ローター1とローター2の小歯は1/2ピッチ機械的にずれて構成されています。

励磁:モーターの巻線に電流を流した状態のこと
磁極:励磁することによって電磁石化するステーターの突出部のこと
小歯:ローターやステーターの歯のこと

ステッピングモーターの構造
ステッピングモーターの構造




Posted by carlson  at 18:56 │Comments(0)

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